たらくじ 2番 のマスター を作った。
なるほど、これは便利である。
寝ながら眺めているとだいぶ覚えられる。
多分この様なやり方が小生には向いているのだろう。
きっと聞いただけで歌える様な人もいると思う。
それは一種の才能であろう。
前にお師匠さんの三線を弾く手を見て
それを覚えていて、自分も演奏できる、と言う人がいるそうだ
というお話をした。
自分にはとてもそのようなことは出来ない。
一つ思い出した。
高校時代、大変バスケットの上手い人がいた。
その人は、例えばジャングルジムで子供がたくさん遊んでいるのを見たとしよう。
そしてパッと目を閉じると、子供の遊んでいる残像がまぶたに残っているのだという。
そして子供の人数を数えられるのだ、という。
それも才能であろう。
一昔前、工工四も録音機もなかった頃に、
先に言った様なお師匠の弾く手を覚えていて
あたかも動画を再現して見る様に頭の中で覚えられる人がいたとしよう。
そのような人はいるものだが。
その人は三線の勉強において圧倒的に有利になったであろう。
一つの才能である。
しかし今ならどうだろう。
今は工工四も録音器もある。
先の様な特殊技能を持った人がいても、現代では圧倒的有利を保てないだろう。
まあ、私がここで言いたいことは
人と言うのは皆さんも私も何かしらの小さな才能を持っている。
それをこの世で活かすことが難しいのだと思う。
例えば、走るのが早い、という才能を持った人がいたとしよう。
現代ならオリンピックなどでそれを存分に活かすことができる。
だが、一昔前ならどうだろう。
オリンピックも何もなく
身分制度がガチッとあっていくら足が早くてもそれを活かせない時代はあった。
逆にこの時代なら、物凄い力持ちで
畑を開梱する時に、木の根をズボズボとひっこ抜ける様な怪力の持ち主が
もてはやされるだろう。
その様な人が現代にいたとしたらどうだろう。
格闘技、オリンピック重量挙げ、で活かせるかどうかが要点となるだろう。
要するに、小さな才能、見えない才能をどう活かすかであろう。
小さな才能、見えない才能というものは我々のどこかにある。
それを世の中に活かすか。
言い換えれば
どうこの世というスクリーンに映し出し、皆に見てもらえるか、であろう。
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