2014年11月29日土曜日

八重山太鼓のこと 聴こえて来た! 見えて来た! 


平成2611月28日(金)晴れ

 今日も比較的暖かな日.

 朝,太鼓を叩き,三線を練習した.

 太鼓 だいぶ出来て来た.

 頭の中で,鷲ぬ鳥を流してみると,そこに今までは太鼓の音が入らなかった.しかし,太鼓の音が入って来たのである.こうなると,いつ叩くか,が分かって来る.また,太鼓を叩く様子もイメージとして思い浮かぶことができるようになってきた.こうなると,どのように叩くかも見えて来る.

 それが頭の中で走馬灯のように見えて聴こえて来た.そうなると太鼓が打てる様になってくる.今日の朝,初めて見えて聴こえて来たな.

 三線も,頭の中で唄にあわせて,三線の手をイメージとして浮かべることができるようになる.そうなると,暗譜が完璧になる.頭の中でやってもどうしても不鮮明な所がある.そこが弱点なのである.

 クラシックギターも同じ.頭の中で,曲と右指の弾弦,左指の押弦をきちんとvisualize(視覚化)できると演奏が安定する.

 三線も同じ.太鼓も同じだった.それが新鮮な発見だ.

 朝,太鼓,鷲ぬ鳥,を叩いてみると,なるほど,だいぶ叩ける.まだ,うまくいかないところがあるが.

 1年くらいかかったな.まあ,地元で1週間に1回お習いする,というわけではない.結局,此処1年で3回教わった.当然,途中で,何もやらなくなる.しかし,そうこうしながら,だんだん体に染みて来て,出来る様になってきた.

 しかし,変にやるよりも,何もやらない方が良い.このようなもの,癖がつくと逆にそれを直すのは大変だし,一応できるようになると,それで良い,と人間はなるものだ.

 東京で孫明流の大城朝夫先生に手ほどきをして頂いている.

 三線をやっている先輩をみると,本当に上手に太鼓を打っている人が多い.ひょっとしたら自然に打てる様になるのかな,と思っていたが,もちろん,自然にできるようにはならなかった.自分がやってもドンドン太鼓にしかならない(大太鼓ばかり叩くとか,大太鼓と締め太鼓を交互に叩くとか,そのパターンでずっと叩く).

 次に思ったのはYouTubeやビデオで叩くのをみて,その通り真似してそのタイミングで打つと言うもの.

 しかし,そうなると,結局は打ち方を全部覚えるなければならないことになる.なかなか大変だし,そうであれば,どこかで教えて頂いて,その流派の打ち方をマスターする方が良いのかな,と思った.やはり伝統芸能なのだからきちんとしたものを教わりたいと思った.

 そうするとその際に,ちゃんとした叩き方も教わることができるはずだからである.ただ,ドンドンと叩けば良いってものでもあるまい.良い叩き方,姿勢,というものがあるはずである.何にだってあるのだから.

 やはりやるのであれば,八重山民謡をやっているのだから八重山太鼓が良いと思った.
 もっとも,北海道には,八重山太鼓も琉球本島太鼓もない.和太鼓を教えてもらえる所がないかを探したが,見つけられなかった.和太鼓でもできるようになれば,八重山民謡に応用できると思ったからである.しかし,なかった.ありそうでない.

 そして東京にひとつだけ,八重山太鼓を教授している大城先生の存在を知り,用事に東京に行ったおりに,教えを乞うたのが始まりだった.それがおよそ1年前.

 やっと鷲ぬ鳥 がおぼろげながら出来る様になって来た.でもだいぶ慣れた.こうなると,きっと速いはずだ.次は赤馬節をやってみたいところであるが,これは,きっと半年くらいで出来るはずだ.その次は,きっと3ヶ月くらいであがると思う.3曲くらいマスターすると,あとは応用が利いてそれらしく打てるのではないか.

 それにしても,やはり鷲ぬ鳥,だけで何だかんだ言って1年ほどかかるものなのだなあ.

 2回ほど3番まで鷲ぬ鳥を叩いて,三線も練習.

 まんがにすざ節 川良山 桃里節 まんのーま

 朝の練習はこれで終わり.沢山書いたから沢山練習したのかな,と思われるかもしれないが,30分ほど.この文章を書く方が長い時間がかかっているのは笑う所である.

2014年11月28日金曜日

早弾きの曲に粘りを持たせて,八重山の土臭さを出したい.

平成2611 27日(木)晴れ

 今日はよい天気でーびる.

 午前で仕事が終わり,午後から岩見沢に三線を習いに行く.

 家に帰り,昼寝.30分.

 起きて準備をして,自転車で出かける.今日が自転車で行ける最後かな.

 自転車も電動であるが,古くなりバッテリーは持たないし,ペダルも重い.もちろん,坂道でしか,電動は使えない.かなり苦しい自転車だ.筋トレマシンである.

 K病院で,往診.今日はちょっと遅い.

 2時50分に駐輪場に着き,自転車を入れて(100円かかる),15時の汽車に.ぎりぎりであった.

 15:26に岩見沢に到着.

 今日,行くと,新人さんが来ていた.前に札幌で習っていたと.飽き足らずにこちらに来たと.

 本日は安里ユンタをやっていた.八重山民謡にも前向きだ.

 しばらくして終了.お帰りになられた.

 私は,まず,でんさ節.6番まで.久しぶり.ほとんど覚えているが,手も怪しくなる時あり.また,ちょっと練習しなくてはならないだろう.

 次に,昨週やった,川良山.

 更に磨きをかけたい,というか,やはり,早弾きの練習.これが大事.

 八重山の独特の早弾き.遊び歌ではない.カチャーシを踊る歌でもない.ここが本島民謡との違いなのだな.最近,実感している.

 唐船どーい や,ハリクヤマクを弾く様に,川良山を弾き唄ったって,曲に成らないし,逆に,川良山のように,唐船どーい や,ハリクヤマクを唄ったって,違和感の山だろう.

 最近は私もキャリアを積んだので,本島民謡をやっている人の唄う八重山にやはり違和感を感じるようになった.
 実はまったく別物なのかもしれない.いや,そうなのだ.

 完璧に唄い分けられる人もひょっとしたらいるのかもしれない.ある種の達人,とも言えるかもしれない.しかし,それを初学者が目指しても虻蜂取らずになるだけだろう.むしろ危険である.どこの何に歌を歌っているのか,分からなくなる.

 例えるならば,整形外科も脳外科もできる,という医者が居ても,そんな人に身を任せる気には,むしろならないだろう.整形外科のことなら分かるが,脳の手術等できないよ,というのが一般的である.いや,どちらの手術もできるなんて,そんなことは不可能だし,目指すべきでもないだろう.

 川良山.弾き方を徹底的に直された.弾き方が悪いからリズムが取れない.やはり,弾弦したあと,隣の弦で爪をしっかりと停める.クラシックギターで言う所のアポヤンド.これをきちんとする.すると,曲に粘りが出て,唄もそれに合わせていくので,すると,八重山の土臭さが出て来て大した良くなるのである.一皮も二皮も剥けた様な気がするのである.

 早弾きは指がずっこけるのであまり好きではなかったが,こうすることによって,むしろそのようなことも解決できそうである.

 川良山 後半が弱いので徹底的に練習した.

 そのあと,波照間の島節の早調子.6番まで練習した.なかなかうまく節を舞わせない所あり.たびたび注意を受けた.なかなか出来ないが,なんとか飲み込めた様な.

 最後,桃里節.これらは暗譜したいものだ.桃里はまえに暗譜したことがあるので,すぐに思い出せそうである.

 6時頃,お客あり.北海道の出身であるが,沖縄本島で35年暮らして,こちらに戻って来たと言う人.実家がこちらだから.八重山蕎麦を食べて感動していた.小生の練習も見て喜んでくれた.

 最後に先生と私と太鼓も入れて,赤馬節 しゅうら節 川良山をやった.非常に喜んでくれた.

 あと少し,桃里節を練習して,終了.

 少し,ビールを3杯飲んでゴーヤチャンプルを食べて,先生とお話しして19:55の汽車で帰る.

 札幌でヨドバシと紀伊国屋を覗いた.ヨドバシに今,欲しいモノはない.

 紀伊国屋で英文法の本を見た.英文法解説 江川著 を見た.これは高校参考書としてはなかなかマニアックな参考書だが,マイブームの英語の諺を解析するのになかなか良いかもしれない,と思った.

 今日はどこも寄らずに帰る.

 自転車が重い.ブレーキがかかりっ放しになっているのではないかと思った.

 今日は疲れた.家で,少し太鼓を叩いて寝る.

 太鼓 鷲ぬ鳥 だいぶ分かって来た.だいぶ体に染みて来たじゃないか.実感している.

2014年11月24日月曜日

ヒゲ という漢字


こんにちは

 今日の漢字の勉強は、ヒゲ/シリーズ

 絵の中の数字は、漢検辞典のページ

 ああ、何てこったい。もう眠くなった 昼寝しよう


2014年11月22日土曜日

三線でもクラシックギターで言う所の「二声の分離」を目指すのだろうか


平成2611月20日(木)晴れ

 今日は晴れ.
 今日は午前中はお仕事をして,午後から岩見沢に三線に行く.
 
 家でちょっとお昼寝.体力回復を計る.1300から1345まで寝た.
 用意をして,出かける.今日は自転車で.

 まず,K病院で往診.そして,1430にここを出て札幌駅へ.雪がだいぶ溶けた.

 ここでアクシデント.リュックがない.K病院に忘れたのだ.しかし,今更戻れまい.ずいぶん自転車に乗っていてもペダルも体も軽かったはずだ.随分体が軽いな,と思っていたが単にリュックを忘れただけだったのだ.工工四2冊に録音機.タブレットと他小物が入っているだけなのに,随分重い.良いリュックなのだが重いリュックである.呪われているのだろうか.

 1450に札幌駅に到着し,1500のカムイに乗って岩見沢へ.1526に到着.

 今日のお稽古は,工工四無しで.

 先生が川良山をやろう,と仰るので川良山から.これは練習して,暗譜をし直して,しかも8番まで覚えていた.しかし,7番忘れていた.
 
 出だしが難しい.どう唄ったって,曲には成る.しかし,八重山独特の雰囲気を出す唄い方と節回しがあるのだな.それをきちんと理解したいものだ.その積み重ねであろう.
 ただ,やっていると,歌謡曲のようになる.所謂,「なんちゃって八重山」だ.
 やはりやるからには,こう何と言うか,ムワーッと来る様な八重山臭さを出したいものだと,いつも思っている.そのためには.中舌母音,尺の音,節回し が大切であろうさ.

 あと,高那節も覚えたので,これも見てもらったが,芳しいご評価は得られなかった様だ.
 やはり,三線の左手の押さえどころ(勘所)がおかしいと指摘を受けた.リズムもいけてないと.

 先生が仰るには,三線と歌が別々に聞こえて来ないといけない,と.しかし,それをやれたらこれは,もう,もの凄いことではないだろうか.名人達人の域と言うか.「そう思う」と言うと,最優秀賞を取る人は皆,できる,と鰾膠(ニベ)もない.最優秀賞は要らないから,そのような伎倆を持ちたいものだと思った.

 クラシックギターでも,なんか,バッハのような,多重構成の曲を弾かせると,上手い人は,メロディーの部分と低音部が別々に聞こえて,あたかも2台のギターで演奏しているように聴こえることがあるが,まるでこれである.
 所謂,「二声の分離」.基本的には,右指の完全な独立ということなのだ.

 一時,簡単な曲でこれが出来ないかと,かなり練習してみたが.ダメであった.とても我が輩の及ぶ境地ではなかったが,それを再び三線でやるとなると,これは,なんと言うか,である.強い気持ちでリベンジすっか,と思うことにしよう.

 今日は医師会の会合があるので,17:50の汽車で帰る.

 昼は暖かだったが,夜になると岩見沢は急に冷え込んできた.

 札幌も寒い.自転車で西18丁目の医師会館まで行く.

 2週後の土曜日に札幌市医師会の定例代議員会があり,そこでの支部からの質問事項を役員会に諮らなければならない.その役回りをしているので絶対に行かなければならないのである.
 
 そのあと,飲んだ.
 そしてそこが終わった後,一人で,荒まさに行ってみた.あらまさに行くと,珍しいことに常連で顔立ちの良い美人の看護婦さんが一人で飲んでいた.いつもは人気のある方なので大勢で飲んでいるのであるが,今日は何故か一人であった.

 柔道やりたい,とか,ハンドボールやりたい,とか言う話で盛り上がった.

 結局,予定外に12時までビールをチビチビ飲んでしまった.明日辛くなりそうな予感である.

Uzbek Top Model Nur , Samarkand – Uzbekistan / Samarqand - Oʻzbekiston – Топ-модель Самарканд / Узбекистан
 


2014年11月20日木曜日

少しずつ


平成2611月19日(水)くもり 雪
 
 今日もお仕事.

 今日は,ちょっと波照間ぬ島節(早調子) の手を覚えようとやってみた.なかなかできない.

 川良山 くいぬぱな も練習している.ゆっくり弾いて,手や節回しを自分のものにしたいと練習している.川良山 歴史を語っている歌.このような歌 好きだね.8番くらいまで覚えようとしている.

 くいぬぱなは3番までいきたい.3番で躓く(つまずく).

 太鼓もちょっと練習した.鷲ぬ鳥.だいぶ叩き方を覚えた.少しずつだね.

 太鼓は,東京の大城先生から孫明流の太鼓を習っている.いつも稽古を受けられる訳ではないので,進捗状況はゆっくりゆっくりだ.でもだいぶ分かって来たな.

 とにかくまず,鷲ぬ鳥 だいぶ,わかってきた.分かると言うことは良いことだ.

 今日は漢字検定1級の問題は25年第1回の文章題をやっている.

2014年11月12日水曜日

八重山古典民謡の早調子  実はブルースであったか

平成2611月11日(火)晴れ

 
 漢字は,26年の文章題をやっている.26年の第2回の故事成語をネットで調べた.そして家でまとめた.
 
 家で三線を練習.けっこう乗っていた.
 
 そうか,と思うことあり.

 八重山民謡の早調子の曲.これは,やはり重いものがある.例えば,川良山節(かーらーやま節)にしても,これも内容は重いのである.
 石垣島の中央部の登野城から名蔵(なくら)までの山道を開く労務者の歌.
 この辺の一帯の山を川良山(かーらー山)と呼んでいたそうだ.
 
  故郷から家族,恋人と離れて,山道を開く日々.木を引っこ抜いて,土を盛り,道を平に整える作業の日々.白雲の湧く所に自分がいるのだと,思い出しておく れよ.働きながら,想い人のことを思わずにはいられない.昼は川良山で開墾し,夜は野ざらしでそこで寝る.雨風を凌ぐのは,木々の葉っぱだけさ.

 そのような生活だよ.こんな工事,なければ良いのに.山道なんて要らないさ.でも,こんなこと思ったってしょうがない.頑張って衣を敷いた様な立派な道を造ってあげるよ.今日も,山の木を切り倒して道を開く労働の日々.

 という重い歌.重い歌は重く唄うべきだろうな.早調子だからと言って,やたらスピードを上げて,本島民謡のような遊び歌のような調子で唄ってはいけない・・・ということに,ここ数日で,やっと気がついたよ.

 三線の弾き方から買えなければならない.きちんと下の弦で留めること.アポヤンドをする.そして粘りのある弾き方をしなければいけないようだ.すると歌にも粘りが出て,ブルースのようになる.そう,これはもはやブルースなのである.ブルース特有のビート感も欲しい.

 速度は要らない.軽快に弾いてはいけない.唐船どーい や,ハリクヤマクとはまったく違うのだ.

  という事に気がついた.そして,今まで覚えた早調子の曲の弾き方,唄い方を変えている.すると歌の神髄,って言うか,その内容にあった弾き方,唄い方にな るような気がする.自己満かもしれない.でもそれで練習に身が入る.今までの早調子とはまったく違った歌が出来つつあるのが嬉しいし,それが楽しいことであるよ.

 今日は,

 赤馬節 しゅうら節 暗譜した.

 鶴亀節 復習だ.忘れちゃいけない.でも苦手.暗譜しておけ.

 まんがにすざ節 粘りを出して ブルースなんだから きちんと村の名前と女の子の名前が出る様に.ちょっとモタツくことあり.前盛たまにゆ がだいぶ出る様になった.

 石ぬ屏風 コンクールの曲だし,ちゃんとやろうね

 月夜浜 名曲だ せっかく覚えたのだから,それを維持せよ

 繁昌節 とうまた節 これもブルースだろうな 粘りを出して.暗譜しているが,もっと踏み固めたい.

 くいぬぱな 1番 2番 はきちんと唄えるみたい.でも3番が転ける.きちんと暗譜しよう.いつでも唄える様にしておきたい.

  波照間ぬ島節 正調と早調子 この前,11/8(土)のお稽古で早調子を習った.意外と取っ付きやすい.正調を暗譜したことがあるが,だいぶ忘れている. これをきちんとし,早調子も暗譜したい.これもブルースだよな.粘りを入れて弾かないと.粘りを入れて唄わないと.遊び歌ではない.

 川良山 これに最大凝っている.一時暗譜したことがあるが,忘れた.今度は8番くらいまできちんと覚えたい.ストーリー性も大事にしたいものだ.
 
 ウイスキーを水で半分に割って1合飲んだ.体が温まった.