八重山島言葉 妥協なき完全理解 6
鶴亀節「川平主ぬ 来ーり から」
こんばんは。
どなんの泡盛 60度のものを、20倍くらいに希釈して氷で冷却し、撹拌したものを飲みながら語ってみた。
この3番はけっこうわかりにくい言葉が羅列されているのではないか、と思います。だけど丸暗記して歌っているさ、という御仁が多いのではないでしょうか。
私もそうでした。「あらんだら」はそのまま覚えれば良いさ。
そうやって覚えて、八重山古典民謡コンクールの新人賞のための練習をしたものさ。
それで良い。言葉の意味なんて歌には関係ない、と思いたい。
うまく歌えればそれで良い、音程がきちんと、手もきちんと。
もちろん暗譜して。
だけど、もちょっとだけ、深めてみるのもよろしいかと・・・・
あらんだら とは、 あらぬ + だら(助詞 だろう、という意味) なんですよ。
あらぬ って何?
あるん という動詞がある 日本語で「ある」です。
我輩は猫である の 「ある」です。
それの、否定形が「あらぬ」なんです。
その終止形が「あらぬ」
ちなみに連体形は「あらん」
でもここは、「あらぬだら」
これが、歌の中で訳されて、「あらんだら」となったんです。
ここまで分からなくても、良いのではないか、という考え方もある。
一応、意味をはんなりと理解して、音程を正しく、素晴らしく澄んだ声で、手も間違わずに、もちろん暗譜して、歌えたらそれで良い、という考え方もある。私もそれを支持します。
でも、このようなことも理解されたら、ひょっとしら、より良いものを我々に齎して(もたらして)くれるのではないか、と私は切に思います。
それがこの、You Tubeのこの世での存在意義なのです。
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