2014年11月12日水曜日

八重山古典民謡の早調子  実はブルースであったか

平成2611月11日(火)晴れ

 
 漢字は,26年の文章題をやっている.26年の第2回の故事成語をネットで調べた.そして家でまとめた.
 
 家で三線を練習.けっこう乗っていた.
 
 そうか,と思うことあり.

 八重山民謡の早調子の曲.これは,やはり重いものがある.例えば,川良山節(かーらーやま節)にしても,これも内容は重いのである.
 石垣島の中央部の登野城から名蔵(なくら)までの山道を開く労務者の歌.
 この辺の一帯の山を川良山(かーらー山)と呼んでいたそうだ.
 
  故郷から家族,恋人と離れて,山道を開く日々.木を引っこ抜いて,土を盛り,道を平に整える作業の日々.白雲の湧く所に自分がいるのだと,思い出しておく れよ.働きながら,想い人のことを思わずにはいられない.昼は川良山で開墾し,夜は野ざらしでそこで寝る.雨風を凌ぐのは,木々の葉っぱだけさ.

 そのような生活だよ.こんな工事,なければ良いのに.山道なんて要らないさ.でも,こんなこと思ったってしょうがない.頑張って衣を敷いた様な立派な道を造ってあげるよ.今日も,山の木を切り倒して道を開く労働の日々.

 という重い歌.重い歌は重く唄うべきだろうな.早調子だからと言って,やたらスピードを上げて,本島民謡のような遊び歌のような調子で唄ってはいけない・・・ということに,ここ数日で,やっと気がついたよ.

 三線の弾き方から買えなければならない.きちんと下の弦で留めること.アポヤンドをする.そして粘りのある弾き方をしなければいけないようだ.すると歌にも粘りが出て,ブルースのようになる.そう,これはもはやブルースなのである.ブルース特有のビート感も欲しい.

 速度は要らない.軽快に弾いてはいけない.唐船どーい や,ハリクヤマクとはまったく違うのだ.

  という事に気がついた.そして,今まで覚えた早調子の曲の弾き方,唄い方を変えている.すると歌の神髄,って言うか,その内容にあった弾き方,唄い方にな るような気がする.自己満かもしれない.でもそれで練習に身が入る.今までの早調子とはまったく違った歌が出来つつあるのが嬉しいし,それが楽しいことであるよ.

 今日は,

 赤馬節 しゅうら節 暗譜した.

 鶴亀節 復習だ.忘れちゃいけない.でも苦手.暗譜しておけ.

 まんがにすざ節 粘りを出して ブルースなんだから きちんと村の名前と女の子の名前が出る様に.ちょっとモタツくことあり.前盛たまにゆ がだいぶ出る様になった.

 石ぬ屏風 コンクールの曲だし,ちゃんとやろうね

 月夜浜 名曲だ せっかく覚えたのだから,それを維持せよ

 繁昌節 とうまた節 これもブルースだろうな 粘りを出して.暗譜しているが,もっと踏み固めたい.

 くいぬぱな 1番 2番 はきちんと唄えるみたい.でも3番が転ける.きちんと暗譜しよう.いつでも唄える様にしておきたい.

  波照間ぬ島節 正調と早調子 この前,11/8(土)のお稽古で早調子を習った.意外と取っ付きやすい.正調を暗譜したことがあるが,だいぶ忘れている. これをきちんとし,早調子も暗譜したい.これもブルースだよな.粘りを入れて弾かないと.粘りを入れて唄わないと.遊び歌ではない.

 川良山 これに最大凝っている.一時暗譜したことがあるが,忘れた.今度は8番くらいまできちんと覚えたい.ストーリー性も大事にしたいものだ.
 
 ウイスキーを水で半分に割って1合飲んだ.体が温まった. 

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