平成27年6月7日(日)晴れ
もうあと,3日で出発か.
今日は朝,7時半に起きて,三線.テンポのチェック.
緊張感あり.
音程のチェック.
越城の最初の声の音程「勺」のチェック.いろいろ音程が外れたり,特に「尺」,声が上ずったりするが,最初だけは合わせたい.
9時から,ご町内のゴミ拾い.
帰ってからも少し,テンポや押弦のチェック.これをしつこくやった.
しかし,声が荒れて来たので,練習を中止して休む.昼寝をした.
別の部屋で越城,実音練習.クライマックスでやはり声がうわずっている.コントロールを失っているのだ.これを何とかしたいね.
あと,ちょっと手をとちる所在り.これはかっちり確認だ.
越城はリズム的には素直.走らない様にすれば良い.課題は声のクライマックスでの上すりと初音の音程である.
休む.
石ぬ屏風 と しょんかねー をスキャン.空の工工四を作るつもり.書きトレに使用.
けっこう三線をやっている.いや,四六時中やっている.このくらいしないといけないのかもしれないな.このくらい練習をしたことはない.
今まで,琉球民謡音楽協会の新人賞2回.そして,八重山古典民謡コンクールを3回受けたが,これほどまでにやったことはない.
今までは暗譜してしまえば,もちろんそのあともブラッシュアップの練習は継続して行うが,それだけのこと.
去年の最優秀賞は喉を痛めてそれどころではなかった.今回は喉には万全の注意を払って来た.羹に懲りて膾を吹く,的な所がないわけではないが,慎重にやった.実音練習はその分少なかったが,それ以外の練習を多く取ったと思う.
今も,実音練習はなかなかできない.喉を労るのである.気になるので今ならいくらでも練習は出来るが,やはり喉を労らなければならないだろう.
2時過ぎに気分を変えるために外に.ホーマックと西友に行く.そしてモスに行く.
モスで日記を書いた.
イライラもするが,これほど三線の練習をしたことはない.神に夢で遭ったり,いろいろあるが,これもコンクール効果.慌ただしくて日常の雑事に埋没し,自分を見失いがちの日々を送っているが,そのようなものから,精神を開放するのが,趣味であり,この場合,八重山古典民謡,三線,であり,神々しい時間を持っていることに感謝しなくてはならないだろう.
院で三線の練習.かれこれ2時間ほど.
越城 クライマックスの音程.五を弾きながら工で唄う所在り.ここでズレることが判明した.このままクライマックス終わりまでズレて,最後の手前の工Bでは,半音高い音B#に寄っているくらい.ここはコントロールが利かない.故に,五を弾きながら工で唄う所で,きちんと工まで下げると,そんなにズレずに済むことが分かった.要するにズレるには理由があるし,目立つところでズレるとマズい.一番始めとか終わり.クライマックスや,一番最初の節ならなおさらだ.
石ぬ屏風 のリズム訓練も.
夜,ご飯を食べて寝て,風呂に入って三線の練習.
石ぬ屏風 たてぃてぃ すり の所.リズムが狂いやすい所.ここを徹底練習.
メトロノームを打ちながら弾くだけ.メトロノームと唄(三線なし) そして,合わせた.すると出来た.これは進歩である.この様な箇所を徹底練習しなければならないわけだ.
三線の練習は休み休み.喉を壊すと困るから.
課題を一つずつ熟して行くのは気持ちの良いことだ.
越城 クライマックスと,曲の出だしを集中練習.大分出来る様になってきた.
しょんかねー 上手く行かない節回しの練習.大分慣れて来た.そんなに難しいものではない.唄いだしと「みなだ」もチェック.
月ぬ真昼間 とにかく勘所だ.七の勘所 これが問題だ.
印を付けた.
大分安定してきた.
リズムの上に曲が乗っかっていることを理解し,石ぬ屏風でこれを徹底的に鍛えた.これが肯綮.これが氷解すれば,全部出来るであろうと思っていたが,その通りであった.音程を安定してきた.クライマックスで強烈にスタミナの必要な所も,さらりと余裕をもって熟なすことができるようになった.
課題がはっきりと見え,それを解決していく.それにはメトロノームとかチューナーとかそのような現代のツールが非常に役に立つかもしれない.
今日は一日中三線の練習.三線をもってする三線の練習.持たないでする練習.いろいろ.
しかし,解決可能な課題がハッキリ見え,それをきちんときちんと一つずつ無理なくやっているので,非常に有意義な演奏となった.
今までのおれはまだまだ甘かったな,と痛感した.
今までのコンクールは,とにかく暗譜して唄えると何とかなる類いのものであった.もちろん,間違えずに唄い通すということは大事なことであろう.しかもあの緊張感のあるステージでだ.
しかも,最優秀賞となると,曲も大違いに難しい.難しい曲が4曲もある.間違わずに唄い通すことだけでも大変だ.
しかし,それだけでは受からない.もっともっとやらなくては.でも去年の勉強は致し方のないところもあるが,とにかく暗譜して唄い通すためのものだったし,それ以上やる余裕はなかった.また,それ以上のことをやる方策もまったく見えなかった.そのうちに喉を壊して,どうにもならなくなってしまった訳だが,とにかく去年は唄い通すことが出来たので,それは一つの収穫であったと思っている.
今年はその先に行きたいものだ.しかし,壁があった.なかなか直せない.先生に指摘されたことをなかなか直せなくなった.
お稽古の際に音源を取り,それをあとで聴いて真似て直して行く,ということを繰り返しやって,今まで順調にやってきた.しかし,そのやり方ではどうしようもなくなった.
先生からも「なかなか直らないね」と言われるし,なかなか辛いものがあったのである.
しかし,最重要課題がはっきりと見えた.それが解決すれば,他のいろいろな出来ない点も氷解していくだろうと思っていたが,まさにその通りとなった.
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